訪問看護師としてオンコール対応しているときは、自宅で過ごすのが一般的です。そして、基本的には普段通りと変わらず、過ごして問題ありません。家事や仕事のための勉強、趣味など好きなことをしましょう。プライベート空間である自宅で常に気を張っていると疲れてしまうので、むしろ仕事とは距離を置いていた方が良いです。また、連絡があった際にすぐに出動できる状態であれば、外出することもできます。
ただ、連絡があった際にすぐ仕事に切り替えられるよう、携帯電話は常に手元に置いておかなければいけません。そして、連絡に気づかないという事態を防ぐため、着信音量を上げておいたり、バイブレーションがはっきりわかるポケットに入れておいたりすると良いでしょう。特に仮眠を取ったり、入浴したりするタイミングは、着信に気づけない可能性が高いです。そのため、音が聞こえるように携帯電話を枕元に置いておく、浴室のドアを少し開けてその前に携帯電話を置いておくなどの対策も有用と言えます。
オンコール待機時の過ごし方は基本的に自由ですが、制限があることも忘れてはいけません。まず、訪問看護では医療行為をしたり、車を運転したりする可能性があるため、飲酒は厳禁です。そして、すぐに仕事に行けるよう自宅の近くにいる必要があるため、遠出はできません。ただ、訪問看護をする前に一度職場に足を運ぶ形であれば、連絡があった際にその職場に向かえる距離なら問題ないでしょう。その場合は、外出の際に仕事に必要な道具を持っていけることが条件と言えます。